俺たちのガレージに並ぶ車は、ただの“名車”では終わらない。 汚れてもいい、使い倒せる、そして時代を超える存在――それがCHEVY WORKHORSES。
このシリーズの第1弾を飾るのは、あまりにも異端、そして美しい存在:
シボレー・コルベア・トラック(Corvair 95 Rampside/Loadside)
空冷リアエンジン、水平対向6気筒、荷台にサイドランプ付きスロープ――
「これ、本当にシボレーか?」と目を疑うようなスタイル。だがこれこそが、俺たちガレージ野郎のハートを鷲掴みにする“怪物”だ。
1|登場は1961年、時代をぶち壊す設計思想
コルベア・トラックが登場したのは1961年。ベースはもちろん、あの“危険な名車”として有名なChevy Corvair。だがその商用バージョンであるRampside/Loadsideは、まるで別物。
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エンジンはリア、しかも空冷のフラット6(ターボ仕様も存在)
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床が低く、荷台への積み下ろしが圧倒的にラク
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サイドからも荷物が積める**「ランプサイド」構造**は革新的
商用車にしてはあまりに尖りすぎていたが、そこがたまらない。
2|なぜ“怪物”と呼ばれるのか?
空冷リアエンジンのバランスは非常に独特で、走りは軽快なのに荷台には重さがかかる。 ハンドリングは難しいが、慣れるとクセになる“玄人仕様”。
しかもスタイリングはどこか未来的で、普通のトラックにはない個性が爆発している。 前から見るとワンボックス、横から見るとローワイドな商用車。これはもう芸術品だ。
3|RampsideとLoadsideの違い
◾️ Rampside(ランプサイド)
◾️ Loadside(ロードサイド)
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サイドランプなしの通常ベッド版
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よりクラシックなスタイルでシンプル志向
→ 実用派ならRampside、スタイル派ならLoadside
4|今なお人気がある理由
生産台数は少なく、特にLoadsideは超希少。だが今でもコアなファンに熱烈に支持される。 その理由は、何より“語れるネタ”が詰まりすぎてるから。
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空冷という個性
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ランプサイドのユニーク構造
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商用車なのにめちゃくちゃカッコいい
一台でガレージライフの会話の中心になる存在。 それがコルベア・トラック。
5|ガレージに1台あると、景色が変わる
洗車して磨くより、工具と木材を投げ込んで使い倒す。 荷台に焚き火道具を積んでキャンプへ、BBQセットを積んでイベントへ。
「クルマ好き」の一歩先にある、“クルマを暮らす”というスタイル。
このコルベア・トラックは、まさに**“走るツールボックス”**だ。
まとめ|CHEVY WORKHORSESの幕開けにふさわしい
尖ってる。 扱いにくい。 でも、持ってる奴は本物。
シボレー・コルベア・トラック。 それは俺たちの“相棒”にふさわしい、唯一無二の名車。
CHEVY WORKHORSESシリーズ、始動。 Vol.2もお楽しみに。